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SPECIAL SESSION 仕事を通じて受けた感謝の言葉を元に、
社員それぞれがエピソードをご紹介します。

道路建設は、社会インフラを築く仕事。地域住民の方、お客様である行政機関や元請け企業、そして協力会社
など、仕事を通じて様々な人たちと関わります。当社の社員が、そんな方達からいただいた思い出に残る「感謝
の言葉」とはどんなものか。その時、社員は何を感じ、何を学んだのか。
普段はあまり公開されることのないエピソードをご紹介します。

地域住民の方から

「お兄ちゃんが整備してくれて、
ほんまにキレイになったわ。
毎日散歩するからね」

キレイになった道を、
毎日歩いていただけたら嬉しいです。

経験者採用で入社して10か月ほど経った時、当社の案件の中でも規模の大きな
岸和田丘陵地区整備工事の担当に指名されました。
なだらかな起伏の続く丘陵地に道路を通し、住宅地、公園、商業施設などの
土台となる土地を整備する造成工事であり、町おこしでもあるプロジェクトです。
私は規模の大きさに圧倒されながら、先輩のアシスタント業務を必死に務めました。
そして私が担当する工期も後半になった頃、
300mほどの遊歩道整備の施工管理を任されました。
まだまだ慣れないことが多い中で、分からないことは先輩に尋ねながら、
材料の注文や重機の手配などを行い、協力業者の職人さんに指示を出しました。
社会人として働いてきた中で最も緊張すると同時に、充実感を感じた日々でした。
工事が一段落した次の日、遊歩道の現場を確認しに行った時のことです。
偶然通りかかった、その地域に住んでいる方に思わぬ言葉をかけていただきました。
「お兄ちゃんが整備してくれて、ほんまにキレイになったわ。毎日散歩するからね」
…嬉しかったですね。こんなこと言っていただけるなんて。
自分の仕事が地域の方に役立っているということを実感できた一瞬でした。
あの方が、今もキレイになった遊歩道で、散歩していてくれたら嬉しいですね。

工事部 K.M.

地域住民の方から

「デコボコが無くなって通りやすくなったわ。
キレイにしてくれてありがとう」

ありがとうの言葉、覚えています。
今でも励みにしていますよ。

私たちが道路工事の前に、必ず行うことがあります。
それは道路に面する住宅をはじめ周辺の住民の方にご挨拶に伺うということです。
工事期間中は、音や振動の問題でご負担をかけてしまうことがあるからです。
このエピソードは、数年前の舗装本復旧工事での出来事。
一般に道路の地下を通す水道管やガス管の工事後は、
応急処置的な復旧工事しか行われず、道路はデコボコ状態のまま。
その後、舗装本復旧工事によってキレイな道路に仕上げられるのです。
この時は、約1か月で私たちの工事は無事終了。
その仕上がりは私たちや協力業者にとっても満足のいくものでした。
工事の最終日だったでしょうか。工事前に挨拶に回った記憶のある方から
「デコボコが無くなって通りやすくなったわ。キレイにしてくれてありがとう」
という、とても嬉しい言葉をいただきました。
私は大学の工学部土木学科を卒業し、当社に入社してから20年以上が経ちます。
こういう地域住民の方の何気ない感謝の言葉って、
自分の仕事の意義を確認できたと思えて、ずっと覚えているものなんですよね。

営業部 O.N.

お客様から

「大変な仕事を引き継いでいただき、
本当に感謝しています」

町おこしに関わる責任と、
喜びを知ることができました。

岸和田丘陵地区整備工事は、2018年以来7年以上にわたって
当社が担当している町おこしプロジェクト。
元々別の企業が担当していたのですが、協和道路が引き継ぐことになりました。
そこには当時の社長による、地域貢献への思いが込められていました。
私たちがこの工事を担当して数年が経ち、一つの大きな局面を乗り越えた頃、
地権者の方々をお招きした総大会でのことでした。
岸和田市丘陵土地区画整理組合の理事長より、その時までの工事の進捗報告と共に
「協和道路さんはこの大変な工事を引き継いで、よくやっていただいています。
本当に感謝しています」という言葉をいただきました。
総大会に参加していた当社の現場統括所長と営業担当の私は、
深く感銘を受けました。
単に工事業者としての技術をご評価いただいたということ以上に、
企業としての姿勢を評価していただいたということだからです。
これからも道路建設業者として地域社会への貢献を意識しながら、
企業として力をつけていかなければならないと感じました。

営業部 F.S.

協力会社から

「臨機応変なご対応、ありがとうございます。
大変助かりました」

お困りの際にお役に立てて、
うれしい気持ちでした。

私は協和道路に入社以来、長年工事部に所属していました。
その間に施工管理の責任者として様々な現場を経験し、技術を身につけてきました。
10年ほど前から営業部に所属していますが、
工事現場に出て施工管理の仕事を担当することも多いです。
ある日の午後、私が外構工事を担当した家電量販店の駐車場で
バリカー(車止め)が曲がってしまい、お客様の車が通れないので
何とかなりませんか、という問い合わせがありました。
私はその時、見積書の作成をしていたのですが、
お客様がお困りと聞き、すぐに駆けつけました。
そして現場を見て、一旦バリカーを部分的に
撤去した方がよいと判断して対処しました。
工事部に長年在籍していた技術や現場感覚が少なからず活かせたと思います。
家電量販店の方からも、当社が仕事を発注いただいている元請けの方からも、
「臨機応変なご対応、ありがとうございます。大変助かりました」
と丁寧な感謝の言葉をいただきました。
現場を知っている営業としての強みを活かしながら、
これからもお客様といい関係を築けたらいいなと思います。

営業部 K.T.

協力会社から

「ありがとうございます。
おかげ様でスムーズに進行できました」

質の高い工事を統括するには、
協力業者への敬意が大切。

道路建設という事業の中で、当社は現場を統括・管理する立場であり、
現場での実作業は協力会社にお願いします。
質の高い工事をどれだけスムーズに行えるかは、
日頃から協力会社と良い関係を築いているかにかかっています。
例えば最近、当社は関西万博における
GWエリアの広場・営業施設の外構工事を担当しました。
短い期間の中で工事が完工するよう計画し、利益を上げなければなりません。
私はこれまでのキャリアを最大限に活かし、材料の手配や重機の選定などをはじめ、
あらゆることに目を配り、補佐に指示を出しながら進めました。
その甲斐あって、工事は納期通りに納めることができました。
協力業者からは「ありがとうございます。おかげ様でスムーズに進行できました」
と感謝の言葉をいただくことができました。
協力会社の方にお願いするときに私が大切にしているのは、
実際に手を動かして作業をしていただく職人さんに対する敬意です。
敬意があるから、職人さんの立場に立った綿密な計画が立てられるし、
職人さん一人ひとりのレベルに合わせた丁寧な説明もできるのです。
着工から完工までものづくりに携わる仲間として、
これからも協力会社と敬意を持ち合える関係を保つことができればと思います。

工事部 I.K.