高校の頃から土木工事に興味があり、大学も土木学科に進みました。
一番惹かれたのは、仕事が地図に残るという点。自分の頑張りが地図に刻まれるって凄いなと。父の職人姿を見ていたせいか、自分が“スーツを着て電車に揺られるサラリーマン”になるイメージができませんでした。いろんな理由が重なって、ゼミの先生に協和道路を勧められたときは、即決でしたね。
この仕事は、決して楽ではありません。しんどい想いもするし、辛いこともたくさんあります。道をつくることって、自分が想像していたよりもはるかに大変なんだと痛感する日々です。
その反面、達成感は計り知れません。
元請けや下請けの作業員の仕事を最もスムーズに進行するべく指示を出し、まとめるのが私の仕事。ちょっとした声かけや確認作業、スケジュールの調整など、細かな積み重ねが道路の完成に繋がっています。
もちろんトラブルに見舞われることもありますが、いかに対処できるかが成長の要だと捉えていますね。
例えば夜間工事においては、ただでさえ見通しが悪いのに、その上道路規制や時間規制がかかる。そんな中でアクシデントが発生した際には、材料調達や人員の配置など、あらゆる対処法を瞬時に判断する必要があります。とにかく「無事に終わらせるため」に最善の策を考え抜く。
緊張感が走る中、無事に切り抜けることができたときには、本当に嬉しいです。
経験を積むごとに知識が増え、現場での裁き方が良くなっているのが自分でも分かり、私にとっては、やればやるほど楽しくなる仕事ですね。
この会社は、本当に話しやすくて相談しやすい人ばかり。
入社したばかりの頃、私と同年代の人があまりいないので少し不安でしたが、とても気さくに話しかけてくれたので打ち解けやすかったです。
また先輩は、図面の読み方すら分からなかった私を丁寧にサポートしてくれました。後輩から相談される機会が増えた今、自分が先輩にしてもらったように接することを心がけています。
これからもっと色んな現場を経験したいと思っています。
今は比較的に外構工事に携わることが多いのですが、土木工事(トンネルや橋)に携わりたいですね。一度、出向という形で地下鉄連絡橋工事(線路とトンネルをつくる工事)を担当したことがあるのですが、ものすごく良い経験になりました。
そこで分かったのは、経験があれば理解も深いということ。
今後の後輩育成のためにも、まずは自分が積極的に関わっていこうと思います。